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Posted by チェスト at

2013年04月25日

灰汁巻きと蓬の膨れ菓子





昨日のきりしま食べ物伝承熟のテーマは「あくまきとよもぎのふくれ菓子」。
子供の頃、端午の節句の「ちまき」って灰汁巻きのことだと普通に思っていました。灰汁巻きが鹿児島の郷土料理だと知ったのは大人になってから。
全国的には「ちまき」って三角形の、いわゆる中華ちまきのことなんですね。
よもぎのふくれ菓子も美味しかったー。
鹿児島ではこの時期のスーパーには灰汁のペットボトルと竹の皮が売られています。自宅で灰汁巻きを作るときの必需品なわけですが、一方で、羽釜と大鍋で煮込む環境はどんどん無くなっています。
現代社会では庭に羽釜を設置して、薪を燃やして、なんて簡単じゃないんですよね。
竹の皮に餅米を詰めたり、結んだりするのもコツがあって、コツなんてものはネットで調べてどうにかなるものではなく、実際に上手な人に習わないかぎり、会得できないものなんですよね。
鹿児島県内を見渡しても、灰汁巻きの料理教室なんてそんなにないと思うんですよね。将来、気がつくと鹿児島でも誰も作れなくなった、なんてことがないように、大切な伝承の役目をになっていると思います。
  

Posted by まいん at 21:30Comments(0)霧島食育研究会